2021.11.17.イ・ジェフン=ミニマリズム音楽家である作曲家兼ピアニストキム・ジェフンが19日午後7時30分、ソウル長忠洞国立劇場空劇場で単独公演「エスダブルユアイエム」を開く。
江原道で長年活動してインスピレーションを受けて作曲した1集『アコンパニメント』と今月5日に発売した2集『SWIM』を『伴奏と増幅』という副題で盛り上げる舞台だ。
数年前、キム・ジェフンは傷だけの都心から抜け出した。代わりに自分を自然に直面した。巨大な自然の中で畏敬の念を学び、小さな人間として一人で生きることができないことに気づいた。
2枚のアルバムにはこのような内的旅程が盛り込まれた。数多くの独白と葛藤、そして自然の順理より優先してきた人間の資本論理と暴力を見て、音なしで埋められなければならなかった死に哀悼を表した。正しい人間で生きるための成長の時間だ。
ジャガイモフラワースタジオのイ・ソンチョル代表はこのような旅程を「キム・ジェフンプレイス」と表現した。キム・ジェフンは今回の公演で2アルバムの曲の中の旅程に沿って12曲を選定して演奏する。
作品の演出は、単国国立大学建築学部オ・サンフン教授が務めた。劇場は観客を星がいっぱいの森の中で、山の頂上に上がった海の風景で、山の中で出会った廃光の前に、激しい波の真ん中にある海などに連れて行く。
オ教授は演出の方向を「目を隠して聞く音楽、耳を閉じて見る音楽」に設定した。キム・ジェフンは観客の時間を伴奏する。
公演は江原文化財団の後援を受けて開かれる。